ボイストレーニング

声帯の筋肉【甲状披裂筋と輪状甲状筋】TAとCTについて解説

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こんにちは、トシハルです。

皆さんはボイトレをするとき、声帯の動きをイメージしながら練習できていますか?

もしイメージができていないなら、練習効率が悪くなっているかもしれません。

声帯の筋肉について勉強していくと、発声に対する理解が深まり、ボイトレの効果も上がります。

この記事では、声帯の筋肉【甲状披裂筋と輪状甲状筋】TAとCTについて解説します。

最低限この2つの筋肉を知っておくと、ミックスボイスの理解もしやすくなりますよ!

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声帯周辺の重要な筋肉

声帯は周辺の筋肉に、引っ張られたり縮められたりしています。

筋肉が声帯を動かすことによって、音の高さやボリューム、息の混ざり具合などがコントロールできるんですね。

その筋肉の中でも、発声に重要だと言われている甲状披裂筋と輪状甲状筋というものがあります。

この2つの筋肉を紹介します。

甲状披裂筋 thyroarytenoid muscle

英語で略してTAと呼ばれ、主にチェストボイス(地声)の音域で多く使います。

声帯を下に引き下げて縮めようとする働きがあり、後に説明する裏声の筋肉とつり合う関係にあります。

そしてTA自体も硬くなり、声帯も分厚くさせる働きがあります。

声帯が分厚くなると、より地声的な音色になります。

TAが鍛えられていないと声量が小さかったり、地声が息混じりの弱々しい声だったり、そもそも地声が無い人もいます。

輪状甲状筋 cricothyroid muscle

略してCTと呼ばれ、主にヘッドボイス(裏声)の音域で多く使われます。

声帯靭帯を硬くさせ、声帯も薄く引き伸ばす働きがあります。

この働きは全て高音を出すために必要なので、高音発声には欠かせない筋肉です。

CTが鍛えられていないと裏声が弱々しく、ピッチも不安定で、そもそも裏声が出せない人もいます

このTAとCTの働きとバランスが、発声に大きく関係しています。

TAとCTのバランス

TAが過剰に働いてる場合

チェストの音域は普通に歌えるが、高音になるにつれて苦しくなり、大きい声じゃないと中〜高音域が出せないです。

お腹で押したような声になり、裏声に変わった瞬間弱々しくなったり、ブリッジ(喚声点)付近で声がヒョロヒョロします。

他にも首にすじが出て、詰まったような苦しそうな声になったりします。

ピッチもややフラット気味で、母音が開きやすくなるのが特徴です。

CTが過剰に働いてる場合

ヘッドの音域は割と強い声が出ますが、チェストになると弱々しかったり、息漏れが激しかったりします。

また、一見ミックスでつながっているように聞こえることがあります。

しかし、そもそもミックスにはなっておらず、チェスト(地声)成分の無い声を出していることが多いです。

逆にチェストボイスが足らないことが原因で、ミックスにつながらないケースもあります。

バランスは正しいボイトレで整えよう

このバランスを整えるには、優れたボイストレーナーに習うのが1番早く、安全です。

しかしこの強すぎたり弱すぎたりする筋肉のバランスは、整えるのが非常に難しいです。

正しい練習を行わないと逆効果になったり、直しても悪い発声をすると、すぐ元通りになってしまいます。

正直、日本にはこのバランスを整えられるボイストレーナーは少ないです。

正しい知識も無いのに、歌が上手いだけで教えている先生がいるんですよね。

その生徒がまた先生になり、正しくないことを教える。

この悪循環がずっと続いています。

皆さんもボイストレーニングに通うなら、しっかりと勉強し、この知識がある先生かどうかを自分で見極められるようにしましょう

時間もお金も限られていますからね!

まとめ

今回は、声帯周辺の筋肉について説明しました。

歌を歌うときにどんな筋肉が働き、影響を与えるのかがわかったと思います。

これを理解すれば、発声の基礎がわかるので必ず知っておいて欲しいです。

ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。

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