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歌に正しい発声なんて無い話【ミスチルや尾崎豊の歌が答えです】

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こんにちは、トシハルです。

ミックスボイスを習得し、低音から高音まで伸びやかで力強く、良い声を出せる人って憧れますよね。

そういう声を出すためにはボイトレを続け、正しい発声を身につけることが必要です。

しかし正しい発声にこだわるあまり、歌も全て正しい発声をしようとしていませんか?

実は正しい発声をしようとすればするほど、歌が下手になってしまうことがあるんです。

この記事では、歌に正しい発声なんて無いということをお話します。

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張り上げ発声はダメ?

発声のよくある傾向4タイプの中に、プル(張り上げ発声)タイプというものがあります。

この張り上げ発声をしてしまうと、地声の筋肉(TA)のバランスが強すぎて、声帯に負担がかかりやすいんですね。

声がすぐ枯れたり、疲労が早いので発声という観点からはよろしくありません。

しかし歌で表現するという観点から見ると、張り上げ発声が必ずしも悪いわけではないのです。

例えば誰もが知っている尾崎豊さん。この方はかなりの度合いで張り上げ発声を歌で使います。

しかしその歌声に、心を動かされた人は多いのではないでしょうか。

あれも1つの表現です。社会に伝えたいメッセージがあるからこそ、あの歌い方をすることでよりメッセージ性が強くなります。

張り上げが発声的に正しくないからといって、表現にも使ってはいけないなんてことは無いのです。

むしろ、使ったほうが伝わることもあるということを、覚えておきましょう。

ハイラリンクスの使い手

4タイプのうち、歌うときに喉頭が高く上がってしまうタイプをハイラリンクス、略してハイラリと呼びます。

このハイラリは、喉頭が上がることで共鳴腔のスペースを狭めてしまうため、声が硬く聴こえてしまうんですね。

また、程度によっては疲労が早く、声が枯れやすかったり高音域や声量が出しづらかったりします。

しかしこのハイラリも、表現においては悪いわけではありません。むしろ日本人はハイラリをよく好みます。

ハイラリのJ-Pop歌手の中で有名なのはMr.Childrenの桜井さん。この方もメッセージ性が強い歌手ですね。

張り上げもするので複合型ではありますが、一応ハイラリの分野に分けておきます。

ハイラリを使うことによる効果

ハイラリを使うことによる効果は、より庶民的や日常的に聴こえたり、切なさや苦しさを表現できたりします。

他にも可愛い声や、明るい声も演出できたりもするんですね。

例えば「Mr.Childrenのタガタメ」という曲は、最初はハイラリで日常感を出し、最後は世界平和を願って叫びあげます。

この対比がよりメッセージ性を強くして、人の心に響くんですね。

他にもマイケルジャクソンやスティーヴィワンダーもハイラリだし、ミュージカルなんかもハイラリめっちゃ使います。

著しく発声を邪魔しない限りは、ハイラリも表現として使っていいのです。

歌に正しい発声なんて無い

ボイトレをしていると、「正しい発声をしなければ!」という考えになりがちで、僕もこの考えにハマってしまったことがあります。

正しい発声を求めてボイトレを続けてきた僕の歌は、自分で聴いても全く心を動かされなかったんですね。

しかし歌の表現においては正しい発声なんて無いんだと、何年も練習してきてようやく気がつきました。

歌に正解はないんです。

もちろん悪い癖は直したほうがいいし、歌に支障が出てはよくないです。

でもボイトレを続けて、ある程度自由に声を出せるようになったら、自分なりの表現をするために声を使い分けていきましょう。

正しく歌おうとして歌った歌なんて、誰も人を感動させることはできません。

その人の想いが声にのって、初めて人に伝わります。

自分の思うままに、自由に表現してみてください!

まとめ

今回は、歌に正しい発声なんて無いということについて、お話しました。

ボイトレをしていると陥りがちな、正しい発声をしなければいけないという固定観念。

これが表現にとっては悪い影響があります。

もっと表現というのは幅広く、自由なものです。

自分の好きなように歌えるように、練習していきましょうね!

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